「アンティーク家具の修復・修理」カテゴリーアーカイブ

アンティークテーブルの天板塗装の修理(剥離編)

今日も朝から雪降ってくれました~
積雪も5センチ程度でしたので一安心。
もういい加減雪も飽きてきました。早く春が来るといいですね!

さて、昨日からの天板の修復作業ですが、
今日は天板塗装の剥離です。

天板を綺麗に修復するために一番大事なことは、綺麗な下地をつくることです。
そのために古い塗装を一度剥がすことを塗装の剥離といいます。
これをすることによって天板表面の古い塗装や汚れを取り除き、木地まで出していきます。
では、剥離していきましょう。

まずは剥離剤天板に塗り、スクレイパーをつかって塗装を剥がしていきます。
フライパンの汚れを落とすようにきれいに取れていきます。これがけっこうおもしろいんですよねー

わかりやすいように半分剥離してみました。
ニスの部分と木地の分でこんなに違います。アンティークのニスは本当にいい色出しますね。

全部剥がすとこんなな感じ。
綺麗にとれて気持ちがいい!きれいさっぱりお風呂から上がったみたい!笑

明日は突板の剥がれを直してサンディングします。
またお楽しみに~

アンティークテーブルの天板のキズ修理。

今日もめっちゃ降りました~
20センチってところでしょうか? いい加減にしてほしいものです。
早朝からジョブサン、大活躍です!
でも、昼からは晴れてきたので、すぐに溶けてくれました。
雪が降ったり晴れたりと、天気がコロコロと変わりだしてきたので段々と春の足音が聞こえてきました~
早くグランドで野球がしたい!笑

さて、お客様からオケージョナルテーブルの天板の修理の依頼を頂きました。
こちらがお客様の素敵なアンティークのオケージョナルテーブル、
細かい象嵌が素敵ですね。

天板には細かい傷と端の方の突板が少し剥がれています。

これから修理していきますので次回のブログでご紹介します。
お楽しみに!

PS 先日、りょうのリクエストで高岡のドラえもんミュージアムに行ってきました。
高岡は藤子不二雄の生誕の地だったんですね。

あの空き地も子供のころ遊んだ空き地がイメージだったみたいです。
どこでもドアもありました。これでイギリス行けたらいいのにな~

館内を歩いていく中で、藤子不二雄のメモが僕の胸に突き刺さりました。

僕が漫画を描くにあたっての姿勢は、
「良質の娯楽を提供したい。これにつきる。単純明快。」

僕も良質のアンティーク家具を提供していきます。
ガンバリマス。


やっぱりドラえもんは夢があるな~

アンティークのキャビネットに棚のダボ穴を追加しました。

今日はお客様からのご要望で、アンティークキャビネットの棚のダボ穴の追加作業です。
アンティークの棚板の位置では現代のA4の雑誌やファイルが入らないということで、棚の位置をもっと高く出来るように別の棚受けダボが入る穴を追加します。
アンティークキャビネット
アンティーク家具が造られた時代はA4の雑誌なんてなかったので仕方ないんですね。でもちゃんと使えないと家具じゃない!
っということでハンドルでは棚板移動などもオーダー承っています。(できないものもあるのですが、、、)

っということでダボ穴追加作業開始。
穴を開けるだけとは思いきや、けっこう難易度高の作業になります。
穴の位置が2ミリ以上ズレれば棚がガタついてしまいます。
ミリ単位の採寸で一つづつ穴を開ける方法もありますが、今回は追加のダボ穴の数が12個になるのでジグ(要は型)を作りました。

キャビネット内部の側面に合わせてコンパネを作ります。
開けたい穴の正確な位置をマークし、ドリルで穴を開けます。
この穴を垂直に開けるのが腕の見せ所!

あと、間違ってはいけないので採寸も慎重です。

穴の開けたコンパネを家具の側面に当てて、その穴の位置にドリルで穴を開けていきます。
あとは、ダボ穴の中を塗装して完成!
新しい棚ダボも入り、ガタツキもなく完璧に仕上がりました。

アンティーク家具でお気に入りのものはあるけど、中に入れたいものが入らない!と思われている方、ぜひご相談下さいね。

PS 最近の休日はほぼ末っ子りょうたろうの野球です。

10月で入部してちょうど一年になるのですが、やっと野球選手になってきました。
きれいなセンター前ヒット、そして盗塁、左中間に抜けそうな当たりをひょっこりと出てきてのファインプレー!
打って走って守れるようになりました。まだまだ監督に怒られてしょっちゅう泣いていますが、、、
↓ 構えもいいでしょ!?

試合の日なんかは朝6:00起きでいっしょにグランドに行っています。眠いけど、いっしょに車に乗って「今日はこうやって打つんやぞ!」などと野球の会話がめっちゃ楽しい。
最近、めっちゃウザがられていますが、、、
でも、ほとんどしないゴルフよりおもしろい!笑

自分の学校に野球部がなくなってしまったので、隣の小学校の野球部にお世話になっているのですが、みんな仲良くしてくれてたくさん先輩や後輩もできました。
楽しそうにお昼のおにぎりを食べているところが、みんななんともかわいらしい…。

学童野球はあっという間なのでおもいっきり主審!?楽しもうと思っています。笑
がんばれアジアの大砲Jr、目指せ、センターオーバーヒット!

お気に入りのアンティークのダイニングテーブルに除光液で出来た輪じみを修復する方法のご紹介。

今日は、フランスからやってきたアンティークのダイニングテーブルの修理のご紹介です。

お客様が大切にお使い頂いているフランスのダイニングテーブルの天板にマニュキアの除光液をこぼされてしまい、輪じみができてしまったのでその天板の修理です。
こちらが除光液をこぼされた跡です。
よく見ると塗装の表面が除光液で溶けてしまい浅い輪じみになっています。
テーブルの除光液の跡
まずケンマロンで表明を削ってみると輪じみがほとんど消えました。
あまり強くこすらず少しづつ様子を見ながら削るのがコツです。

表面がきれいに削れたらきれいに乾拭きをします。

次に削ったために少し色が落ちたので、周りの色と合わせるためにステインという補色材で色を合わせていきます。
この色合わせが難しいんですよね~
濃くならないようにするのがコツ。

こんな感じで色が合ってきました。

次はいよいよ仕上げのシュラックニス仕上げ。
刷毛で塗らずにタンポ擦りという昔ながらの手法で何層にも薄くシュラックニスを塗り上げて仕上げていきます。
これもアンティークテーブルの天板は大きな面積なので色むらが出ないようにするのが難しいんです。

薄く回数を重ねて丁寧に塗っていきます。
アンティーク家具の塗装

いい感じに仕上がりました。

こちらが除光液の後、ほとんど跡が見えません。
う~ん、素晴らしい腕、、

最後にアンテーク用のワックスを塗って完成。
ピッカピカです!
アンティークワックス

とてもきれいに仕上がりました。
明日、発送の予定ですので、楽しみにお待ち下さい。

仕上がりがうまく出来ると楽しいですね。
修理が難しいと「僕への挑戦か!?」とワクワクします。笑
やっぱりアンティーク家具の修理は面白いですね!

アンティークのアーコールチェアーの折れた脚を修理しました。

お客様が大事にお使いのアンティークのアーコールチェアーの修理の依頼です。
よく見るとグラつく脚の根本が折れています。

アーコールチェアー修理

アーコールチェアー 修理

う~ん、これは強度が必要な部分なのでなかなか難しい修理です。
折れた部分を繋げ、強度を保つためにビスかダボを入れるか悩みましたが、接着剤をつけた後にハタガネ(固定する金具)が使えないため、ビスを使い上から引っ張ることにしました。

しっかりと木工用ボンドを塗り、破断面を合わせるとこんな感じです。

そして、上からビスを打ち込んで折れた足をしっかりと固定します。
この際にドリルで先穴を開けるのですが、ココが腕の見せ所です。
真っ直ぐにドリルを入れてビスがうまく噛むような穴を開けます。ここが長年の感ですね。
しっかりとビスが噛み、固定出来ました。
アーコールチェアーの直し

あとはパテでビス穴を埋めて、ぼかす様に塗装して完成です。
子供のころにプラモデルやラジコンで鍛えたので塗装はけっこう得意です。笑

グラグラしていた脚ががっちり固定できました。
アーコールチェア

家具の修理はうまくいくとやっぱり楽しいですね。
難しい修理がくるとワクワクします!
また、これからのこのアーコールチェアを可愛がってくださいね。
修理依頼頂きありがとうございました。

アンティークのダイニングテーブルの天板修理、シュラックニスでの再塗装のご紹介。

今日はイギリスビンテージ家具、人気のマッキントッシュのダイニングテーブルの天板の修復をご紹介していきます。
入荷してきたばかりで、テーブルの天板がキズや汚れがついてだいぶ痛んでますね。
ビンテージのダイニングテーブル

まずは古い塗装を剥離剤を塗って塗料剥がしていきます。
金属のスクレーパーを使ってきれいに取り除いていきます。
これがなかなか気持ちいい!

きれいに塗料を剥がした後は水拭きをして、古い塗料を取り除いていきます。

天板の表面が木肌の状態になってとてもきれいになりました。

次に下地の色を合わせるためにステインを塗って色を合わせていきます。
この色合わせがなかなか難しい、、、、熟練の技が光ります。

その後もう一度研磨をしていきます。

そしていよいよ仕上げのアンティーク用のシュラックニスを塗っていきます。
あ、しまった。タンポ擦りの写真を撮るのを忘れてしまった。すいません…

出来上がりがこちら。
シュラックニス独特の深みのある艶、素晴らしい仕上げになりました。
ボロボロのアンティーク家具が修復によってピカピカになるのが、何回やっても楽しいっす。
今でもアンティーク家具に出会ったころの感動が蘇ります!
っというか、子供のころからの大好きなプラモデル作りがずーっと続いているだけですが…笑

ニスの塗り方はコチラの動画を↓

これから写真を撮ってアップしていきますのでお楽しみに!
めっちゃカッコいいテーブルですよ。

イギリスの透かし彫りが素敵なアンティークチェアーの脚カットしました。

イギリスから届いたピアスドカービングが素敵なアンティークのサロンチェア、群馬県N様からご注文頂きありがとうございます。

こちらの椅子の座面の高さがちょっと高い…と言うことで椅子の座面の高さを低くする脚カットのご要望を頂きました。
座面の高さを測ってみると47センチ、日本人にはちょっと高いですね…

日本の家具では座面の高さが42センチから45センチくらいが座りやすい高さです。(ご家族の身長にもよります)
ということでNさまから2.5センチ脚をカットして座面の高さを44.5センチにしてほしいということで脚をカットしていきます。

見てください、この猫脚のパットフットデザインの脚、後ろ姿の脚もすべてが美しい、、、
しかし、これを水平に切るのがなかなか難しい…。(高難度)

毛引きというものを使って脚に切る位置の印をつけていくのですが、なんと2.5センチの位置が1番難しい!
猫脚の丸まったトップの部分になってしまいました。

ここからは職人シンタロウの腕の見せ所、

愛用のノコギリでゆっくりとのこぎりの刃を入れてまっすぐ脚を切り落としていきます。
真っ直ぐにノコギリを入れるのが難しいんです…。

次は後ろ脚、少しだけ湾曲したストレートの脚なのでここは少し安心。
4本の脚共、うまく切れました。

↓ 脚カット前

↓ 脚カット後

切れてもここからが難しい、水平板の上で椅子の脚がまっすぐ切れているか?水平の板の上で確認をします。
おおっ、椅子がガタツキなくうまく切れています。
我ながらいい腕してますね~笑。

ガタツキを確認した後は切り落とした部分をヤスリで丸めていきます。

猫脚で難しい椅子の脚カットでしたが、何とかうまくいきました。
嬉しい最後は端カットした部分を塗装して完了です。

いい仕事ができるとやっぱり楽しいですね。
とりあえず椅子といっしょにパチリ★

アンティークのテーブルやサイドボード等の脚もカットして、高さを低くすることもできますのでご相談お待ちしております。

イギリスからかわいいトナカイの絵が描かれたアーコールのソファが届きました。

イギリスからめっちゃかわいい生地が張られたアーコールのソファーが届きました。
かわいい動物がいっぱい、トナカイもいるんですよ!
このかわいい生地は初めて見ました。
僕は無地もいいけどどこにもないこんな柄の生地の方が好きですね。

クリスマスが近かったらもっとよかったのに…笑
ビンテージの生地のソファーですが、布地もすごく綺麗なのでクリーニングしてそのまま使えるように仕上げました。
ワンちゃん、馬、にわとり、イノシシまで!?動物が好きな方はぜひチェックしてくださいね。

今なら1人掛けと、2人掛けがあります。
もうすぐアップしますのでお楽しみに!

PS
昨年は一年間、ある経営の勉強会の幹事をしていて忙しかったのですが、やっと今月1月で終わりになります!
まあー、とにかく大変でした…
なので、やっと肩の荷が下りたので今年は動画、がんばっていきますよ。
ということで今年第1弾の動画はコレだ!。

ハンドルでも人気のフランスのダイニングテーブルの修復動画です。
電動サンダーが必要になりますが、DIYが好きな方ならできるでしょうか?
購入されるならマキタがいいですよ。笑
ぜひ見てください~。

イギリスからこれぞオールドパイン!の小さめサイズのアンティークダイニングテーブルが届きました。

イギリスからとっても素敵なオールドパインのアンティークテーブルが届きました。
久しぶりのオールドパインのテーブルに出会えたのですが、最近は本当に状態のいいパインのアンティーク家具が減ってきました。僕らがハンドルを始めたころはたくさんオールドパインのチェストやテーブルを買い付けできたのですが、近頃はイギリスのディーラーさんも困るくらい減ってきているんですよ。
そんな中で見つけてきためっちゃかわいいデザインのダイニングテーブルです。
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オールドパインの独特のいい感じの木目に人気の引き出し付きです。しかもサイドに!このサイドの引き出しがカッコいいんですよね〜、脚もロクロのかわいく彫り込まれたデザインなので文句なしのパインのテーブルです。
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サイズは幅が約100センチ、奥行きが約70センチの珍しく小さいサイズなのでご新婚さんや一人暮らしの方、お部屋の小さいマンションや賃貸アパート方などにピッタリサイズです。書斎やパソコンデスクにも使えますよ。

パイン材のアンティーク家具でおしゃれなテーブルやデスクをお探しの方はぜひ’チェックして下さいね。
今日はイギリスからやってきた小さいサイズが使いやすい!オールドパインのアンティークテーブルのご紹介でした。

PS 最近、相棒の池本くんと倉庫の整理を頑張っているのですが、愛用の道具入れワゴンもちょっといっぱいになってきたのでそれなら自分で作ってみよう!っということでDIY開始です。
ホームセンターで買えばすぐなのですが、なんか使いにくい…、自分で作ると大変だけど使いやすいし何と言っても愛着がわきますよね。
さてどんなワゴンが出来たのでしょうか?ぜひ見て下さいね。

イギリスからミシュランの白いキャラクターがついた可愛いビンテージの灰皿が届きました!

ついに登場!
僕が唯一?買い付けてきたミシュランの白い人形がついたビンテージ灰皿が届きました。
これめっちゃ可愛いでしょ!車好きにはたまらないアイテム、ちなみにこの人形の名前って知っていますか?相性はビバンダムくん、正式には「Michelin man」と呼ばれています。誰がこんな可愛いキャラクター人形を考えたのでしょうかね〜?
僕もハンドル人形が欲しいっす。笑
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こちらは陶器製のビンテージのアッシュトレイ、なんとロンドンのミシュランのハウスのレストランで使われていた灰皿らしいです。僕も昨年ロンドンへ行ったときにミシュランのハウスへ行ってみたのですが、コンランショップの本店がありめっちゃおしゃれでしたよ!
灰皿はもちろんアクセサリー入れや時計入れなどデスクの上に置いているだけでも素敵っす。
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アンティークのミシュランコレクターやアンティーク雑貨が好きな方はもちろんミシュランのタイヤを履いている方(笑)もぜひチェックして下さいね。
今日はイギリスからやってきたミシュランのビバンダム灰皿のご紹介でした。

PS 最近、動画がんばっています。先日の青山のイベントでこんな僕の動画を見てくれている方がおられたので頑張らなあかんですね〜
まあ、自分も楽しんでいるのですが…、会社では家具直しているか?パソコンの前で動画イジってばかりです。笑

っということで昨日の家具修理動画、第2弾「アンティーク家具についたヘコミをパテで直す方法」を作って見ました。
女性でも簡単に出来ますのでぜひやってみて下さいね〜、