アンティーク家具の天板の革張替え修復方法

S様が数年前にご購入頂いた天板が革張りのリボルビングタイプのサイドテーブルです。
天板の革が傷んできてレザーの張替えと全体の塗装塗り替えの修復依頼を頂きました。

レザーの張替えは何度も行っているのですが、今回はなんと円!?
初めてのチャレンジとなり中々難しい修復ですが、これがまた楽しい、、、
綺麗なアンティーク家具に蘇るように修復スタート!

まずは天板の革の状態の確認。
もう穴が開いてしまっているので、革の修復はできないためレザーへの張替えをします。

直径を測ります。ミリ単位の正確な計測。けっこう得意です。

革をスクレイパーで剥がしていきます。
手をケガしないように、、、

剥がした後に天板やボディーをサンドペーパーなどでサンディングして古い塗装を剥がしていきます。

綺麗に削った天板の木目にステインで着色していきます。
いい色になりました!

自作の円カッターです。センターに穴を開けずに円を切ることができます。

自画自賛ですが、きれいな円に切れました。

天板とボディーをシュラックニスで仕上げていきます。
ここが腕の見せ所、アンティーク家具がピカピカに蘇ってきます。

さあ、いよいよ佳境に入ってきました。
レザーに接着剤を塗って、丁寧に張り付けていきます。

専用のローラーで中に入った空気を抜きながら圧着していきます。

綺麗にレザーが貼れました。
我ながらとても嬉しい…

最後にワックスで仕上げて修復完成。

アンティークのリボルビングサイドテーブルがピカピカに修復できました。
綺麗に修復できるとやっぱり楽しいですね。天職ですw

S様、いつもありがとうございます!
これからもかわいがってお使い下さいね。