アンティークショップハンドルではハンドルでお買上げ頂いたアンティーク家具の塗装のお直しやキズの修理、修復を行っています。僕は、アンティーク家具は美術品ではなく道具だと思っているので傷などを気にせずドンドン使ってほしいと思っています。でも、5年、10年と使って頂いて気になるキズや
二年ほど前にハンドルで購入頂いたお客様のオールドパインを使ったアンティークのダイニングテーブルです。
とても可愛がって頂いていたのですが、乾燥の影響で天板が割れてきてしまい使いづらいということで修復にはいります。
天板の中央部分に大きな割れがはしっています。
寸法で見ると約5ミリの大きな割れです。うーん、結構な大手術になりそうですね~
まずは割れたところに埋めるクサビ形の木材を丸ノコを使って厚みの違うものを数本作っていきます。
割れたところに差し込んでいきちょうどいい厚みのものを調整します。
水性の木工ボンドを塗り金づちでたたいて押し込んでいきます。金づちの「水の」の文字がかわいい・・・笑
はみ出た木工用ボンドを塗れたタオルできれいに拭きとっていきます。そして、一日乾燥させます。(このボンドをキレイにふき取るときれいに仕上がります)
ボンドが接着したところでクサビの木材をカッター天板に平行にすべらせて切り取っていきます。(カッターの刃は新しいものを使ってください。)
次にアンティーク専用のステインを使い周りの木材に色合わせをしていきます。うーん、腕の見せ所ですね~
完成! めっちゃきれいに天板の埋木ができました。けっこうな大手術になりましたがきれいに修復できると僕も感動!
やりがいがあります。