【まいにち、慎太郎!】ハンドルをいつも可愛がって頂いている九州のH様のシノワズリーデザインのガラスキャビネットの最終修復のご紹介です。

IMG_6168.jpgまいにち、慎太郎!

今日は、いつもいつもハンドルを可愛がっていただいているH様が選んで頂いた、水曜日出荷予定のシノワズリーデザインのアンティークキャビネットの最終修復作業を行いました。

これはめっちゃかっこいいガラスキャビネットですね~、しかもアンティーク家具でも貴重なマホガニー材です。なんとも素敵な深い色合いを出しています。

最近、水野家でも狙って(笑)いるのがこのシノワズリーデザイン、以前は全く興味がなかったのですがだんだんと歳をとってくるとこの大人っぽい雰囲気がめっちゃ好きになってきてしまったーー
なので、買い付けに行くたびに状態の良いシノワズリーデザインのアンティークを探しているんです。

シノワズリーとは、簡単にいうとヨーロッパで中国美術様式のインテリアが取り入れられたデザインで18世紀の中ごろにとっても人気があったデザインです。シンガポールのマンダリンホテルなどにはたくさんシノワズリーデザインの家具が取り入れられているみたいですよ。

このガラスキャビネットは、ガラス扉に細かく装飾されたシノワズリーデザインが特徴です。木の細いサンでめっちゃ細かくキレイにはめ込まれていて、昔の家具は本当に丁寧な仕事をしています。

家具の背も低いので和室でも楽しめるアンティーク家具です。どんなお部屋に飾られるんでしょうかねぇ~?きっと素敵なお家なんでしょうね。

っということで修復スタートです。

IMG_6169.jpgまずは、家具の脚元から徹底的にクリーニングしていきます。

内部もウエスを専用の掃除機をつかって丁寧にクリーニングします。

IMG_6171.jpgシノワズリーの細かい装飾部分はハケを使ってクリーニングします。

アンティーク家具でも気持ちよく使って頂きたいので、ハンドルでは
細かい部分のクリーニングはとっても大事な作業なんです。

IMG_6172.jpgアンティークのカギのチェック、ちゃんと動きますね~

カチャカチャの音がたまらんーー。

IMG_6173.jpgガラスはエタノールを使ってきれいに拭きあげていきます。
アンティークのガラスはやっぱりなんとも言えないメラメラ感があり素敵ですね~

IMG_6174.jpgシュラックニスをハケで丁寧に塗っていきます。
昔からプラモデルが大好きだった僕にはたまらない作業です。

けっこう大変なんです。

IMG_6175.jpg天板はタンポずりでシュラックニスを塗っていきます。
これがなかなか難しい・・・まだまだ修行の身でござる。(笑)

IMG_6177.jpg最後はアンティーク専用のリベロンワックスで仕上げて完了です。

とってもキレイに修復できました。

IMG_6178.jpgこれから九州までの長旅になりますが、H様、楽しみにお待ちくださいね。

本当にいつもありがとうございますっ。