イギリスの透かし彫りが素敵なアンティークチェアーの脚カットしました。

イギリスから届いたピアスドカービングが素敵なアンティークのサロンチェア、群馬県N様からご注文頂きありがとうございます。

こちらの椅子の座面の高さがちょっと高い…と言うことで椅子の座面の高さを低くする脚カットのご要望を頂きました。
座面の高さを測ってみると47センチ、日本人にはちょっと高いですね…

日本の家具では座面の高さが42センチから45センチくらいが座りやすい高さです。(ご家族の身長にもよります)
ということでNさまから2.5センチ脚をカットして座面の高さを44.5センチにしてほしいということで脚をカットしていきます。

見てください、この猫脚のパットフットデザインの脚、後ろ姿の脚もすべてが美しい、、、
しかし、これを水平に切るのがなかなか難しい…。(高難度)

毛引きというものを使って脚に切る位置の印をつけていくのですが、なんと2.5センチの位置が1番難しい!
猫脚の丸まったトップの部分になってしまいました。

ここからは職人シンタロウの腕の見せ所、

愛用のノコギリでゆっくりとのこぎりの刃を入れてまっすぐ脚を切り落としていきます。
真っ直ぐにノコギリを入れるのが難しいんです…。

次は後ろ脚、少しだけ湾曲したストレートの脚なのでここは少し安心。
4本の脚共、うまく切れました。

↓ 脚カット前

↓ 脚カット後

切れてもここからが難しい、水平板の上で椅子の脚がまっすぐ切れているか?水平の板の上で確認をします。
おおっ、椅子がガタツキなくうまく切れています。
我ながらいい腕してますね~笑。

ガタツキを確認した後は切り落とした部分をヤスリで丸めていきます。

猫脚で難しい椅子の脚カットでしたが、何とかうまくいきました。
嬉しい最後は端カットした部分を塗装して完了です。

いい仕事ができるとやっぱり楽しいですね。
とりあえず椅子といっしょにパチリ★

アンティークのテーブルやサイドボード等の脚もカットして、高さを低くすることもできますのでご相談お待ちしております。