アンティークショップハンドルでも人気のアンティークのガラスキャビネットですが、出荷前に天板のツキ板の剥がれを発見!
アンティーク家具の場合、天板の木目をより美しく魅せるためにきれいな木目のツキ板(板を薄くスライスしたもの)を使ったり、象嵌が施されているためにつき板が使われたりするので何十年もたっていると接着している糊がはがれてきたりします。破片があれば接着剤でつければいいので直しやすいのですが、破片がない場合がちょっとした技術が必要となります。
今回は天板のツキイタがはがれてしまい破片がない場合の修理、修復の方法をご紹介します。
中台の天板にツキイタの剥がれが・・・
それでは修復していきます。
大きなホームセンターや東急ハンズなどで販売されている0.3~0.5ミリのツキイタを使用します。
(家具の木目と合いそうな木目を選びましょう)
剥がれた部分に合うようにツキイタをはさみで切っていきますが、こぐちからはちょっとはみ出して切ります。(あとで削って調整します)
瞬間接着剤でツキイタを貼り付けます。
(ボンドがはみ出た部分は乾かない間にふき取ります)
接着剤が乾いたあとに天板から出た部分をサンドペーパーをあて木に巻いて削っていきます。
次に天板とツキイタのレベルを合わせるためにノミで調整していきます。
アンティーク家具の天板を傷つけないように注意して調整します。
子供のころからプラモデルが大好きだった僕にとってはこの修復がたまらなく、あー楽しい・・・
綺麗に修復できました。
あとは最後にシュラックニスを塗って修復完了です。
あー、最後のニスの写真を忘れてしまった・・・・・
シュラックニスを塗るともっともっと綺麗に仕上がるんですが・・・!
やっぱり修復がきれいにいくとたまりませんね~。ビバ!アンティークっす。
今日はよくあるアンティーク家具の天板のハガレの修復、修理のご紹介でした
DIYが好きな方や手の器用な方ならぜひチャレンジしてみてくださいね~