アンティークショップ ハンドルでも人気のアンティークのアーコールチェアーですが、家具として使っていくとどうしても塗装は剥げてきてしまいます。
それはそれで味が出てきて素敵なのですが、やっぱりツヤがあるキレイなアーコールチェアーが好きと言われる方もいます。
なので、ご家庭やご自宅で女性の方でも簡単にできるアンティークのアーコールチェアーの塗装の直し方、再塗装の方法をご紹介いたします。
5~6年ほど使われたアーコールのフープバックチェアーです。
座面や背もたれの塗装は剥がれ、キズが目立っています。
このチェアーの塗装を再塗装してみます。
ケンマロン(ホームセンターで販売されています。)で座面や背もたれの部分の古い塗装や汚れを取り除きます。細かいところまでも気にせずに大体でOKです。
ティッシュやウエスで削り取ったホコリをきれいに取り除きます。
次にシュラックニス(以前の家具の直し方で紹介しています。)を塗っていきますが塗装面がベタベタにならないようによくハケを容器でしごいてから塗ってください。
特に、背もたれのバーの部分などはハケにニスが多く付きすぎていると余分なニスが垂れてくるのでご注意下さい。慣れない場合はニスを薄めに塗っていくことがキレイに塗れます。
初めての場合は目立たない脚の方から塗って練習していくといいです。失敗してもまたケンマロンで削ってニスを塗ればいいだけなので大丈夫ですよ。
グッとハケを容器に押し当てて余分なニスを落としてから塗っていきます。
ニスが垂れないようにうすめに塗ってください。
ニスを塗った後に、塗装面を強くするためにラッカースプレー(クリアのツヤあり)を軽く塗ります。(ラッカースプレーはホームセンターなどで販売されています。)
家具の塗装面から15~20センチくらい離した距離でアーコールのチェアーの全体に吹き付けていきます。初めてでわからない場合は、目立たない脚元からやって見てください。そんなに難しくないですよ~
どれだけ塗っていいかわからない場合は、見えない脚元から塗ってください。
最後の仕上げにアンティークのクリアWAXをウエスで塗っていき、乾いたウエスで乾拭きして完了です。
どうです!ピカピカになりました。
我ながら見事な仕上がり!
アンティークのチェアーはこうやって直しながら使っていくのもとっても楽しいのもです。
ピカピカのアンティークが好きな方もいれば、塗装が剥げた状態のアンティーク家具の方が好きな方もいます。僕も最初、アンティーク家具を使いだしたころは、ピカピカのアンチック家具が好きだったのですが今ではちょっと塗装が剥げたころが好きになってしまいました。自宅で使っているアンティークのアーコールクエーカーチェアーもいつも塗れたタオルを引っ掛けてしまうので背もたれの部分がつや消しになってしまいました
。でも、とってもかっこいいイスになっているんですよ!
家具は飾り物ではなくて道具として使うものなので、使う人の生活スタイルによってその家具もキズや汚れも変わってきます。
こうやって直しながら使っていくとさらに愛着がわいてきます。ぜひぜひ自分で補修しながらよりかわいがって自分だけのアンティーク家具に育てていってください。
今日は、あわら市のお客様宅に家具のお直しに伺ってきました。
こんな素敵なところがあるんですね~
風車があって、海も見えました。
とっても気持ちのいい風が吹いていましたので、あ~ウインドがしたくなってきた~
今年はセイルとボード、買っちゃおうかなぁ・・欲しいなぁ・・・