家庭でできる簡単なアンティーク家具のお直し方法、修理、修復のご紹介です。

524.jpgアンティーク家具を使っているとどうしても傷や汚れ、パーツ、部品が取れたりするものです。

特にイギリスのオークやマホガニー、ウォールナットを使ったアンティーク家具などは繊細なデザインが多く装飾のパーツが多いので、ご家庭で家具を使っていると掃除機がぶつかったり子供がおもちゃなどでぶつけたりするとアンティーク家具の装飾がとれたりします。
そのようなときにご家庭で女性でもできる簡単な家具のパーツの取り付け方法です。

525.jpg家具の台輪の部分の装飾が取れかかっています。
接着剤を使って直していきます。

526.jpg僕の愛用品、アルテコの瞬間接着剤とアルテコプライマー(瞬間接着剤の硬化促進剤、瞬間接着剤がすぐに乾くのでとても便利なのです。)

ちょっと大きめのホームセンターさんなどで販売されています。
いろんなボンドメーカーがありますが、僕はこのアルテコが肌??にあっています。

527.jpgまずはアンティーク家具のパーツがとれているところをハケなどで掃除をして接着剤が着きやすいようにキレイにする。

ほこりや古い接着剤があるとパーツがうまく接着できません。
古い接着剤はカッターなどで削るといいです。

528.jpgアルテコプライマーをパーツの接着部分にスプレーする。
(僕の今までの経験上ですが、いろんな塗装の家具にかけても家具に影響はないと思うのですが、念のため見えないところにスプレーして家具に影響がないかご確認ください。)
このプライマーをかけて置くと作業がとても楽にできます。

529.jpg瞬間接着剤のアルテコをパーツ部分につける。
あまりはみ出ないように注意する。(はみ出るのがイヤな場合はマスキングテープなどを使い養生する。)

注)接着剤をつけるとき手につかないように注意してください。慣れない方は使い捨てのゴム手袋などを使うことをオススメします。

530.jpg接着剤をつけて手で押さえながら、さらにその部分にアルテコプライマーをスプレーすることでさらに瞬間接着剤の硬化がはやまります。
(10秒から20秒くらいで接着剤が固まります。

531.jpg家具の色がとれているところなどは、市販の水性ペンで補色をします。文房具やさんで100円くらいで販売されているもので十分です。
コツとしてはまずは薄い色から塗ってみて次に濃い色を塗って色を合わせていきます。(注:油性のペンはあまりおすすめしません。油性だとアンティークのまわりの塗装を溶かしてしまうので色あわせが難しくなります。)

僕のペンコレクションです。
このペンでアンティーク家具の細かいキズなどは簡単に直せます。
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533.jpgこれで完成! とってもきれいに仕上がりました。
女性でも簡単にできるのでぜひチャレンジして見てくださいね。
もし、自信がないときは何かいらないもので試しにテストしてみてもいいかもしれません。

このアンティーク家具の修理方法ができれば、簡単な家具の直しは応用すればほとんどできます。

このように自分のとっておきのアンティーク家具を自分で直しながら大事にかわいがってくださいね~。